調査・失敗リスクについて

調査・失敗リスクについて

調査対象者に尾行が発覚する、探偵調査員の過失により見失う、このような調査中に起こる「失敗」や「事故」リスクについてです。

リスクについての説明は、依頼を躊躇される原因となりますから、どこの探偵事務所も一切触れません。耳触りのいい楽観的な事だけを書いておけば良いのでしょうが、これは本当に大切な事ですから、調査依頼をお考えの方は、このページだけでも目を通して頂ければと思います。

プロに頼めば、多少の差(調査力や調査料金)はあれ、それなりの結果が出て来るものとお考えでしょうが、探偵調査に限っては、全くそのような保証はありません。事実、探偵業者側の過失による、調査中の事故はかなりの高率で発生します。

その理由は、本当にプロと呼べる探偵調査員は、僅かしかいないからです。１０人が探偵を志したら３年後に残っているのは、１人いるかいないかで、大変離職率の高い業界です。このような未成熟な業界に、きちんとした適性や能力を持ち、経験や訓練を重ねた、プロと呼ぶに相応しい調査員が如何程いるのか？この業界にいる人間ですら、そのような調査員を手配するのが大変なのが実情なのです。

皆様がインターネット等で探偵事務所を選び、依頼をして、腕の良い探偵が当たる確率は、極めて低いのは当然な事であり、ほとんどは業歴、数か月～数年の経験の浅いアルバイト感覚の探偵や、最近はフリー(外注専門)の責任感を持ちにくい、時間給の調査員が担当することになるでしょう。

商品を買って、その品物が不良品なら交換してもらえば済むし、やり直しの出来るサービスであれば、納得するまで何度でもやり直してもらったらいい。しかし、探偵調査の致命的な事故、特に尾行が調査対象に発覚したら、探偵業者側も依頼者側もその時点で、全て終わりなのです。終わりどころか、依頼者の方は本来、知りうる事が出来たであろう事実や、証拠・慰謝料等が得られなくなるばかりではなく、逆に弱い立場に追い込まれたりします。

調査事故を起こす事の怖さを、私は十分に理解しておりますから、自分の目の届く、自分が現場に行ける範囲の仕事量しか引き受けません。そして細心の注意を払い、事故率の低い調査を何より心掛けています。